顎関節症で歯がズキズキ?歯科医が教える原因と見分け方
親子三代で安心して通える歯医者、鎌ヶ谷市のあおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院です。皆さん、顎関節症が歯のズキズキした痛みを引き起こすことがあるってご存じでしょうか?
「虫歯はないと言われたのに、奥歯がズキズキ痛む」「口を開けると顎が痛くて食事がつらい」。そんな悩みを抱えて来院される方は少なくありません。歯そのものに原因がない痛みは、不安が大きいものです。今回は顎関節症と歯の痛みの関係、そしてご自身でできる見分け方を、わかりやすくお伝えしていきます。
顎関節症で歯がズキズキするのはなぜ?
「歯医者で虫歯がないと言われたのに痛い」という場合、その痛みは顎関節症が関係していることがあります。まずは病気の正体と、痛みが歯に出る仕組みを見ていきましょう。
顎関節症とはどんな病気?
顎関節症とは、顎を動かす関節や筋肉に不具合が起こる病気のことです。耳の前あたりにある顎の関節と、その周りの筋肉に負担がかかって生じます。
主な症状には、次のようなものがあります。
- 口を開けると「カクッ」と音が鳴る
- 大きく口が開けられない(指3本が縦に入らない)
- 顎やこめかみのあたりが痛む
- 頬や首、肩のこりや頭痛をともなう
顎関節症は、20代から40代の女性に多く見られる身近な病気です。日本人の2人に1人は、生涯で一度は何らかの症状を経験するとも言われています。
歯の痛みと関係する仕組み
顎関節症の症状は、歯のズキズキした痛みとして現れることがあります。その理由は、顎の筋肉と歯がつながった構造にあるためです。
無意識の食いしばりや歯ぎしりが続くと、歯に強い力が長時間かかります。すると歯を支える組織や神経が刺激され、虫歯がなくても痛みを感じやすくなるのです。とくに就寝中の食いしばりは、自分では気づきにくい原因のひとつです。
また、顎の筋肉の痛みが歯の痛みのように感じられる「関連痛」という現象もあります。痛む場所と原因の場所が違うため、自己判断が難しいのが特徴です。
虫歯と顎関節症の歯の痛み、見分け方
歯のズキズキが虫歯によるものか、顎関節症によるものかは、症状の出方で見分けやすくなります。ご自宅でできる確認の目安をご紹介します。
セルフ確認の目安
次の項目に多く当てはまる場合は、顎関節症が関係している可能性があります。
- 冷たい物や甘い物でしみる感じはなく、ズーンと重い痛みがある
- 朝起きたときに顎や歯が痛い、だるい
- 口を開けると音がしたり、顎が痛んだりする
- 痛む歯がはっきり1本に定まらず、複数本が漠然と痛む
- 肩こりや頭痛も一緒に感じる
一方、特定の1本が冷たい物でしみる、噛むと鋭く痛むといった場合は、虫歯の可能性が高いと考えられます。ただし、これはあくまで目安です。両方が同時に起こっていることもあるため、自己判断だけで済ませないことが大切です。
こんな症状は早めにご相談を
軽い症状は安静で和らぐこともありますが、放置すると悪化する場合があります。次のような状態が続くときは、早めに受診されることをおすすめします。
- 口が指2本分も開けられない
- 食事のたびに顎や歯が痛む
- 痛みで眠れない、日常生活に支障が出ている
- 1週間以上、症状が改善しない
我慢や放置で良くなることは、ほとんどありません。当院では、症状の原因が歯なのか顎なのかを丁寧に診断したうえで、患者様お一人おひとりに合った治療をご提案しています。
顎関節症との上手な付き合い方と当院の取り組み
顎関節症は、生活習慣の見直しで症状が和らぐことも多い病気です。まずはご自宅でできる対策から始めてみましょう。
自宅でできる対策
日常生活の中で、次のような工夫を心がけてみてください。
- 上下の歯を日中に離す意識を持つ(安静時は歯と歯は触れないのが正常です)
- 硬い食べ物やガムを控え、顎を休ませる
- 頬づえや片側だけで噛む癖を避ける
- 温かいタオルで顎の周りを温め、筋肉の緊張をほぐす
これらを続けても改善しない場合は、専門的な治療が必要になります。当院では、就寝中の食いしばりから歯と顎を守る「マウスピース(スプリント)」の作製などにも対応しています。これは、顎にかかる力をやわらげるための装置です。
あおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院は、ヨークタウン1階にあり、馬込沢駅から徒歩11分です。土曜・日曜・祝日も診療しているため、平日にお時間が取れない方も通いやすい環境を整えています。駐車場も完備しておりますので、お車での来院も安心です。「歯の痛みなのか顎の不調なのかわからない」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
顎関節症は、虫歯がなくても歯のズキズキした痛みを引き起こすことがあります。朝の顎の痛みや口を開けたときの音などが見分けの目安です。気になる症状が続くときは、我慢せず早めの受診が安心への近道です。あおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院で、つらい痛みの原因を一緒に確かめてみませんか。
この記事の監修者

あおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院 院長 副島 將路/歯科医師
徳島大学歯学部卒業後、千葉県内の病院にて勤務。
平成23年に医療法人社団爽晴会あおぞら歯科クリニックに入社。
平成26年3月よりあおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院 院長に就任。
現在は院長として、安心・丁寧な歯科診療の提供に努めている。
本記事は、医療情報の正確性・分かりやすさに配慮し、歯科医師監修のもと作成しております。




