入れ歯が合わない原因と対処法を歯科医が解説
親子三代で安心して通える歯医者、鎌ヶ谷市のあおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院です。皆さん「入れ歯が痛い・外れる・噛めない」と感じたことはございませんか?
入れ歯を使い始めたばかりの方も、長年使用している方も、「会話中に外れそうで不安」「食事のときに痛みが出る」といったお悩みを抱えていらっしゃいます。我慢して使い続けてしまう方も多いのですが、放置すると口腔内の健康にも影響します。今回は、入れ歯が合わなくなる原因と、ご自身でできる対処法、歯科医院での治療法をわかりやすくお伝えします。
入れ歯が合わなくなる主な原因
入れ歯が合わない状態を改善するには、まず原因を知ることが大切です。原因は大きく分けて4つあります。
1. 顎の骨や歯ぐきの変化
歯を失った後、顎の骨(歯槽骨:しそうこつ=歯を支える骨)は少しずつ痩せていきます。一般的に、入れ歯を作って3〜5年ほど経過すると、骨や歯ぐきの形が変化し、最初はぴったり合っていた入れ歯にも隙間が生じてきます。
特に総入れ歯の方では、加齢や噛む力によって年間0.1〜0.4mmほど骨が吸収されるといわれており、徐々に「ガタつき」や「外れやすさ」を感じるようになります。
2. 入れ歯自体の変形・摩耗
入れ歯の素材であるレジン(プラスチック樹脂)は、長期間の使用で摩耗したり変形したりします。毎日の咀嚼で人工歯がすり減ると、噛み合わせの高さが低くなり、顎関節にも負担がかかります。
また、熱湯で洗浄したり乾燥した場所に放置したりすると、入れ歯が変形する原因にもなります。
3. 残っている歯の状態の変化
部分入れ歯の場合、バネ(クラスプ)をかける支えの歯が虫歯や歯周病になると、入れ歯が安定しなくなります。支えの歯がぐらつくと、入れ歯全体が浮き上がるような感覚が出てきます。
4. 噛み合わせのズレ
入れ歯の噛み合わせがわずかにずれているだけでも、特定の場所に強い力がかかり、痛みや傷の原因になります。「特定の場所だけ当たって痛い」と感じる場合は、噛み合わせの調整が必要です。
入れ歯が合わないときの対処法
「合わないかも」と感じたら、早めの対応が肝心です。ご自宅でできるケアと、歯科医院での治療法をご紹介します。
自宅でできるセルフケア
まずは以下の点を見直してみましょう。
- 入れ歯を毎食後に専用ブラシで洗浄する
- 就寝時は外して、水または義歯洗浄剤に浸けて保管する
- 熱湯消毒は避け、必ず水またはぬるま湯を使う
- 落下を防ぐため、水を張った洗面器の上で洗う
ただし、痛みやガタつきがある状態を市販のクッション材で誤魔化すのはおすすめできません。一時的に楽になっても、入れ歯がさらに変形したり、歯ぐきを傷つけたりする原因になります。
歯科医院で受けられる主な治療
歯科医院では、症状に応じて以下のような調整・治療を行います。
- 調整:当たって痛む部分を削って整える
- 裏装(リライン):入れ歯の内側に新しい素材を足して、歯ぐきにフィットさせる
- 修理:割れたり欠けたりした部分を補修する
- 新製作:変形が著しい場合は、新しい入れ歯を作製する
当院では、患者様お一人おひとりのお口の状態を丁寧に確認し、最適な治療法をご提案しています。「もう何年も我慢して使っている」という方も、調整だけで驚くほど快適になるケースが少なくありません。
入れ歯のトラブルを防ぐために大切なこと
入れ歯を長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
3ヶ月に1回の定期検診を
入れ歯にトラブルがなくても、3ヶ月に1回は歯科医院で点検を受けることをおすすめします。ご自身では気づきにくい入れ歯のわずかな変形や、残っている歯の虫歯・歯周病を早期に発見できます。
違和感を感じたらすぐに相談を
「少し痛いけれど、そのうち慣れるだろう」と放置してしまうと、傷が口内炎になったり、噛み合わせの悪化で顎関節症(がくかんせつしょう=顎の関節の不調)を引き起こしたりすることもあります。
当院は土曜・日曜・祝日も診療しており、平日にお越しになれない方もご相談いただけます。地域の患者様が長く健やかにお食事を楽しめるよう、丁寧な対応を心がけております。
まとめ
入れ歯が合わない原因は、顎の骨の変化や入れ歯の摩耗など様々です。違和感を我慢せず、早めに歯科医院で調整を受けることが快適な毎日への近道です。鎌ヶ谷市のあおぞら歯科クリニック鎌ヶ谷院では、入れ歯のお悩みに丁寧に対応しております。お気軽にご相談ください。





