虫歯じゃないのに歯が痛い?考えられる原因と対処法|鎌ヶ谷市歯科医が解説
親子三代で通える歯医者、鎌ヶ谷市のあおぞら歯科クリニックです。
「歯が痛いのに、虫歯じゃないと言われた……」
「レントゲンにも異常がないのにズキズキする」
このようなお悩みで来院される方は少なくありません。
実は、虫歯以外にも歯の痛みを引き起こす原因はいくつかあります。痛みの部位や症状の出方によっては、神経や噛み合わせ、筋肉、さらにはストレスなどが関係しているケースも。
今回は「虫歯じゃないのに歯が痛い」と感じたときに考えられる原因と、その対処法について詳しく解説します。
虫歯以外で歯が痛くなることってあるの?
歯の痛み=虫歯と思われがちですが、虫歯でなくても歯に痛みが出ることは多々あります。
以下のような症状がある場合は、虫歯以外の原因も疑いましょう。
- 冷たいものや熱いものでしみる
- 噛んだときに響くような痛み
- 何もしていなくてもズキズキする
- 特定の歯ではなく、あごや頬のあたりが痛い
レントゲンで異常が見つからない場合でも、歯の中や周囲の筋肉・神経に原因があることがあります。
虫歯以外の歯の痛みの主な原因7つ
1. 歯ぎしり・食いしばり
無意識に歯を強く噛みしめる癖があると、歯やあごに負担がかかり、痛みが出ることがあります。
2. 歯根膜炎
強く噛んだり、打撲などで歯の根の周囲(歯根膜)に炎症が起き、噛むと痛みを感じます。
3. 歯周病
歯を支える組織に炎症が起きると、歯そのものではなく周囲の痛みを「歯が痛い」と感じることがあります。
4. 知覚過敏
エナメル質の摩耗や歯ぐきの後退で象牙質が露出し、冷たいものなどでしみるような痛みが出ます。
5. 歯のひび割れ(クラックトゥース症候群)
目に見えない小さなヒビが原因で、噛んだときに鋭い痛みが出ることがあります。
6. 顎関節症
あごの関節のトラブルにより筋肉が緊張し、歯に痛みが出ることがあります。あごが鳴る・口が開きにくいなどの症状も伴います。
7. 非定型歯痛(神経性疼痛)
歯やあごに異常がなくても、ストレスなどが原因で慢性的な痛みを感じることがあります。
「歯が痛いのに虫歯じゃない」と感じたらどうする?
まずは自己判断せず、歯科医院を受診することが大切です。
症状や痛みのパターンから、虫歯以外の原因を見つけ出すことができます。
⭐診察の際に伝えていただきたいポイント
- いつから痛みがあるか
- どんなときに痛いか(噛むとき、冷たいものを飲んだとき など)
- 痛みの場所や広がり方
- ストレスや生活環境の変化
これらの情報が、正確な診断の手がかりになります。
また、マウスピースの装着や、知覚過敏への塗布剤、歯のクリーニング、生活習慣の見直しなど、症状に応じた治療を行っていきます。
セルフケアや予防法も大切です
虫歯以外の痛みも、日々のケアや生活習慣の見直しで予防できるケースがあります。
⭐セルフケアのポイント
- 正しい歯みがきを身につける(力を入れすぎない)
- 歯間ブラシやフロスの併用
- 歯科医院での定期的なメンテナンス
⭐生活習慣の見直し
- ストレスの軽減
- 睡眠の質を高める
- 姿勢や噛み合わせの意識
- 食いしばり対策(マウスピース装着 など)
自覚症状がないままダメージが蓄積しているケースも多いため、定期的な検診が予防の第一歩になります。
まとめ
「虫歯ではないのに歯が痛い」という症状には、さまざまな原因が考えられます。
歯の状態だけでなく、あご・筋肉・神経・生活習慣など、多角的な視点からの診察とアプローチが必要です。放置せず、まずは一度歯科医院で相談してみましょう。
船橋市で歯の痛みにお困りの方は、あおぞら歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。丁寧なカウンセリングと、根本原因に合わせた治療をご提案いたします。
本記事の編集・責任者は歯科医師の副島將路です。